オフィスの電気容量が足りない?必要量の確認方法と解決策を解説
賃貸オフィスの電気容量が十分であるか確認する方法はご存じでしょうか?
古かったりや狭い場合では、社員数や使用する電気機器の数に対して電力が足りないケースもあります。
オフィスの電気容量が足りないリスクを回避するための確認方法と解決策をご紹介します。
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オフィスに必要な電気容量とは
必要な電気容量は、1人あたり6A程度と言われており、1フロアに勤務する社員の数が多くなるほど、量が多くなる計算です。
たとえば、10人勤務するのであれば最低60Aが必要ですが、最低限量の場合は、不足するリスクがあります。
必要な電気容量の具体例を挙げると、照明は蛍光灯で0.3〜0.4A、空調は大きさにもよりますが8〜12A程度です。
社員が使用するノートパソコンで約1A、デスクトップパソコンで2〜4A、複合機で10〜20A、シュレッダーで1.5〜6A程度です。
社員数と使用する設備によって必要量が変わるので、どんな状況にも対応できる容量にするのが良いでしょう。
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オフィスの電気容量が足りない場合の対処法3つ
1つ目は契約アンペアを増やす方法です。
あらかじめフロア面積によって割り当てが決まっているため、簡単に増やせません。
管理会社に交渉し割当を増やしてもらうか、許可の下ビルの電力を増やす大規模で高額な工事をする場合もあります。
退去する際には、元のアンペアに戻す義務があるのでご注意ください。
2つ目は空き回路を工夫して使う方法です。
使用されていない回路からケーブルを配線すると、対応できる可能性があります。
3つ目は電気容量の大きいテナントに移転する方法です。
内覧時に容量を確認し、ビル共用部分の電気も同じブレーカーから引いていないかも確認しましょう。
また、オフィス面積が大きくなれば必要な蛍光灯の本数が増えるため、使用する電力も増えるのを考慮しなければなりません。
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オフィスの電気容量の確認方法
確認方法は2つあり、1つ目は毎月電気会社から発行される使用量の明細から確認する方法です。
明細には業務用電源の場合「kW」や「力率」と記載されています。
「300kW、力率100%」と記載があった場合を例に説明しましょう。
供給電圧は100Vであるので、100V×(アンペア数)×100%=300kWとなり、30Aであると分かります。
しかし契約前のオフィスの場合は、この方法では確認はできません。
2つ目は、ビル全体の電気容量がわかる分電盤の単相3線式と呼ばれる配線ブレーカーを見る方法です。
単相3線式は赤・白・黒の色分けされた配線があり、黒と白、赤と白などで電流が回路へつながります。
「100AMP」と記載されていた場合、黒と白、赤と白で各100Aが流れるため、合計最大200A利用できます。
内覧時にも確認できますが、分電盤は危険な場所であるため管理会社やビルオーナーへ依頼しなければなりません。
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まとめ
オフィスの電気容量は割り当てであるため、契約アンペアを増やすのは容易ではありません。
これからオフィスを契約する方や移転を検討されている方は、社員数と使用する電気機器を想定して余裕を持った契約がおすすめです。
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