築40年の一戸建てを売却したい!売却費用やコツを解説
築40年経った一戸建ての売却を検討する際、スムーズに売れるかは大きな不安点です。
とくに木造一戸建ての場合は耐用年数である22年を過ぎているため、建物自体の価値はなくなりますが、コツをおさえれば売却も可能です。
ここでは、築40年の一戸建てを売却する方法や費用、コツについて解説します。
築40年の一戸建てを売却する方法
築40年の一戸建てを売却する方法の1つ目に、更地にしてから売却する方法が挙げられます。
建物の劣化が激しいときや事故物件になってしまった場合などに有効で、土地だけを購入したい買主向けに売却しやすくなります。
ただし、木造一戸建ての場合は、1坪あたり3万円~5万円の解体費用がかかるので、ご注意ください。
2つ目は、建物を残したまま、古家付き土地で売却する方法です。
建物を残したまま売却をおこなうと、解体費用や時間を削減できます。
「一戸建てを買ってリフォームしたい」需要と「土地だけを買いたい」需要の双方にアプローチできます。
3つ目は、建物をリフォームをして売却する方法です。
ただし、手間や費用がかかるうえに、リフォームをしたからといって売れるとは限らないため、慎重に検討する必要があります。
▼この記事も読まれています
土地を売るタイミングの見極め方とは?所有期間や地価動向についても解説!
築40年の一戸建てを売却するときにかかる費用
築40年の一戸建てを売却する際、必ず契約書の印紙税と消費税がかかるので注意が必要です。
消費税は、具体的に不動産会社・司法書士・融資手続きなどを利用した際の手数料などに発生します。
一方、特定のケースで発生する税金もあります。
不動産登記の名義変更が必要であれば、登録免許税が必要です。
また、家を売却した際の利益(譲渡所得)が発生した場合は、所得税・住民税・復興特別税がかかるので頭に入れておきましょう。
▼この記事も読まれています
土地の売却の際に注意したい地中埋設物の調査や撤去の方法をご紹介
築40年の一戸建てを売却するコツ
築40年の一戸建てを売却するコツは、まず瑕疵担保保険への加入が挙げられます。
瑕疵担保保険とは、建物・土地に水漏れ・シロアリ被害などの欠陥があった際に保険金がおりる制度です。
加入しておけば古い家であっても、買主に安心して購入してもらえます。
また、築40年の一戸建ての場合、建物自体の価値はなく土地の価値で評価されるため、境界線を明確にしておきましょう。
建物を解体して売却する場合は、再建築不可の土地になっていないかを確認してください。
現在の建築基準法を満たしていない再建築不可の土地だった場合、家を新しく建てられなくなってしまいます。
▼この記事も読まれています
自己破産したら不動産売却はどうなる?売却のタイミングやメリットをご紹介