不動産購入にかかる費用とは？種類と相場を解説

不動産購入をするときには、土地や建物の価格だけでなく、さまざまな費用がかかります。
費用は種類も多いため、支払う金額をまとめると思いのほか高額になるかもしれません。
今回は、見落としがちな不動産購入にかかる費用について解説します。

不動産購入にかかる費用の種類とは

不動産購入の際には、不動産の価格以外に諸費用を支払わなくてはなりません。
具体的にどんな費用があるか、その種類をご紹介します。
購入に関わる税金は印紙税、不動産取得税、登録免許税、消費税です。
そのほか、仲介手数料、住宅ローン手数料、登記費用、手付金、火災保険料、水道加入負担金、引っ越し費用、マンションの場合は修繕積立金も必要です。
諸費用は新築物件では物件価格の3%から5%、中古物件では5%から10%にもなり、100万円以上の支払いになることもあります。
諸費用の多くは現金で支払うことになるため、前もって準備しておかなければなりません。

不動産購入にかかる税金の種類や費用は？

不動産の購入にかかる税金はいくつかあり、それぞれ項目に分けてご紹介します。

不動産取得税

土地や家屋を購入したときにかかるのが不動産取得税です。
不動産取得税は、基本的には「固定資産税評価額×4％」で計算します。
計算に用いる固定資産税評価額は、固定資産課税台帳などで確認することが可能です。
また、一定の条件を満たせば軽減措置を受けることができます。

消費税

不動産購入では、消費税がかかるケースとかからないケースがあります。
不動産会社から不動産を購入する場合は、建物や建築請負工事代金、仲介手数料などに課税されます。
しかし、土地や個人間で売買する建物に関しては、消費税がかかりません。

印紙税

契約書や領収書を発行する際には、印紙税がかかります。
これは文書を作成した方に課されるもので、契約書に記載された金額によって課税額が決まります。

登録免許税

不動産を購入する際の登記に課税されるのが、登録免許税です。
所有権に関する登記では「固定資産税評価額×税率」、抵当権設定に関する登記は「住宅ローンの借入額×税率」で計算されます。

不動産購入にかかるローン保証料の費用の相場は？

住宅ローンを組むときに支払うローン手数料には、ローン保証料が含まれています。
ローン保証料とは、契約者が住宅ローンを返済できなくなったときに保証会社に代わりに支払ってもらうよう、保証会社と保証契約を結ぶための費用です。
保証料の相場は借入額や返済期間、分割払いか一括払いかによって異なります。
分割払いでは住宅ローンの金利に0.2%を上乗せした金額、一括払いでは借入金額の2%を支払うことが一般的です。

まとめ

不動産の購入には、物件の価格以外に諸費用がかかります。
諸費用は種類も多いため、総額で100万円を超すことも珍しくありません。
物件の価格だけではなく諸費用についても確認し、しっかりと計画してからの購入をおすすめします。
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